研修報告【第二回ユニバーサルツーリズム研修】

10/9~10日に渡る２日間の研修が無事に終わりました。今回は「旅行サービスじぇぷと」さんとの共同主催で全国から総勢20名近くの方に参加いただきました。その様子をご覧ください！

【1日目】

11:30~12:30
アイスブレイクランチ

お弁当を持って海を眺めながらのランチは最高！と思いきや、10月とは思えない暑さですぐに旅館の中に移動となりました。（笑）　中に戻って参加者の皆さんの自己紹介スタートです！参加者の皆さんは全国から、福祉タクシーを運営されてる方、看護師の方、理学療法士・作業療法士の方、介護士の方、経営をされてる方など多種多様な職種の方で、とても個性的で魅力のある方達ばかりでした！👬

今回はこの後の研修での仲を深めるために、「ときめきビンゴ」でアイスブレイクです。みんなの趣味趣向を探ります！ときめいたお出かけ先や食べ物、アーティストなどが一列揃ってビンゴ！そしてビンゴになった方には賞品として「チータープリン🍮」をプレゼント！なんと偶然にもときめく食べ物がプリンの方に当たりました！！このプリンはサポートイン南知多のお隣のお店でとっても濃厚で美味しいですよ☺️

13:00~14:00
日本初の福祉旅館「サポートイン南知多」の見学

今回の研修の開催場所である「サポートイン南知多」は全室バリアフリーで女将さんをはじめスタッフの皆さんも素敵な方ばかりです。障がいをお持ちの方や高齢の方でも不自由なく宿泊できるように設備など整えられていて、女将のお話とその見学をさせていただきました！ユニバーサルデザインのトイレに車椅子対応強化畳、リフト付きの貸切風呂♨️などたくさんの工夫がなされています！

14:00~15:00
福祉旅行の事例紹介（ODEKAKE＆じぇぷと）

今回はODEKAKEと旅行サービスじぇぷとさんの２社でプレゼンです。旅行を企画する中での具体的な障壁や実際に旅行を実行してわかる旅行者のいつもと違った姿など、経験から分かった大切なこと、皆さんにお伝えしたいことを聞いていただきました！

15:00~16:30
介護補助具「JINRIKI」と「ヒッポキャンプ」の体験

浜辺での研修は課題解決ツール「JINRIKI」と「ヒッポキャンプ」の紹介と体験です。

JINRIKIはODEKAKEでもよく伊勢神宮の長い砂利道などで使わせてもらってます。牽引式の車椅子補助具でもともとは避難用として開発されたようですが、福祉旅行でもとても活躍します！坂道や砂利道、砂浜など車椅子を押して移動が難しい場所でも前輪を浮かせることで何倍も楽に！実際に体感したら「これは欲しい」との声がたくさんでした。

ヒッポキャンプは水陸両用の車椅子で砂浜からそのまま海まで入ることができます！「海を諦めていた人もこれを使えば実現できるかも」と、可能性を感じて感動された方もたくさん。デザインもカッコ良くて実際に海に入られた方は「最高の時間でした♪」と海を満喫されてました！

16:30~17:30
ワークショップ：募集チラシのヒント

実際に福祉旅行を実行する前のお誘い。広告で大切なことは何か。
①ターゲットの心を読む🔎
②魅力的なキャッチコピー🗯
③安心材料をみせる✨
旅行者が障がいをお持ちの方や高齢の方、介護を必要とする方の場合、旅行に行くこと自体にとても勇気が必要な場合が多々あります。その一歩を踏み出してもらうために、この３つをベースにお話しさせていただきました。今後のヒントにしてもらえたら幸いです！

18:30~20:00
夕食（女将と料理長のお話／刻み食・とろみ食の試食）

サポートイン南知多の料理長のこだわりでもある、刻み色やとろみ食。試食コーナーを用意していただきました。これには、「刻み色やとろみ食でこんなに美味しいのは初めて！」と皆さん驚き！旅行の醍醐味でもある食事はすごく大事ですよね！

20:00~22:00
ワークショップ：ときめき旅行をつくるために

パーキンソン病のAさん夫婦が「やきもの散歩道」へ行くという旅行を事例にグループごとに話し合い。
「どうすれば“障壁”を取り除けるのか？」
「どうすれば”ときめき”をもっと大きくできるのか？」
皆さん熱い思いを持ってる方ばかりなのでたくさん意見が飛び交います。普段意識できていない部分もたくさん気づかされ、こちら側も学ぶことばかりでした！

1日の濃い研修内容に、さすがに皆さんもお疲れ気味😅
でも合宿気分なのか夜遅くまで語り明かす参加者も！笑

【２日目】

10:30~12:00
やきもの散歩道散策

2日目は1日目に体験した「JINRIKI」「ヒッポキャンプ」をやきもの散歩道で実際に活用しながらの散策です。どんなところに実際に障壁があるのか、どんなところに楽しみを作れるのか、頭と体を使ってグループごとにチャレンジです。想像以上に坂道や段差は険しく、皆さんがだんだんアスリートのように見えてきました…笑
アイテムなしでは絶対に厳しいですね。介助者も1人では難しいところも。お店の中も補助具ありでは入り辛かったりと色々課題が実際に見えてきましたね。